美肌、皮膚のしみ、しわの改善、毛髪など様々なアンチエイジング対策の可能性を秘めています。

■幹細胞培養上清液とは

再生医療で幹細胞移植に用にいられる間葉系幹細胞*1 を培養する際、作り出される培養上清液*2 には幹細胞から分泌される数百種類以上のサイトカイン*3成長因子*4ケモカイン*5エクソソーム*6 など多くの生理活性物質が含まれています。

この幹細胞培養上清液は細胞を培養したのち、幹細胞因子だけを分離して「培養上清」を取り出します。幹細胞がすべて取り除かれていますが、それだけでも高い効果を得られることが大学を始めとする各所の研究からわかってきています。

 

■「骨髄」幹細胞培養上清液の優位性

幹細胞培養上清液はもともとヒトの体にある骨髄、歯髄、脂肪、臍帯などの幹細胞を採取培養して作られますが、幹細胞の種類により含まれる成分が異なります。とりわけ、骨髄幹細胞はあらゆる幹細胞の基となる幹細胞(プリミティブな幹細胞)であることから、最も分化能が高く、その培養上清液にも極めて多くの成長因子(若返り成分)とサイトカイン、エクソソームが含有されていることが報告されています。

■「骨髄」幹細胞の肌への美容効果

骨髄幹細胞の培養上清液は、近年、美容の分野でも注目されていて、肌の再生にも関与していることが明らかになっています。
損傷シグナルと同じ効果を持つ骨髄幹細胞を肌へ導引することのできる活性物質も発見され肌全体の修復や再生に影響を与えることが分かってきました。

SakuraStem BM-1は美容分野に特化した化粧品原料として誕生した骨髄幹細胞培養上清液です。美肌、皮膚のしみ、しわの改善、毛髪など様々なアンチエイジング対策への可能性を秘めています。

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*1 間葉系幹細胞:中胚葉性組織(間葉)に由来する体性幹細胞です。間葉系に属する細胞への分化能を持ち、骨や血管、心筋の再構築などの再生医療への応用が期待されています。採取する組織により特性が異なるため、採取する組織ごとに骨髄由来幹細胞、脂肪組織由来幹細胞などと呼ばれています。
*2 培養上清液:細胞を培養する際生成される上澄み液。
*3 サイトカイン(cytokine):免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質で、標的細胞は特定されない情報伝達をするもの。
*4 成長因子(Growth factor):体内において、特定の細胞の増殖や分化を促進する内因性のタンパク質の総称。
*5 ケモカイン(Chemokine):Gタンパク質共役受容体を介してその作用を発現する塩基性タンパク質であり、サイトカインの一群。
*6 Exosome(エクソソーム)は、ほとんどの細胞で分泌される直径50nm~150nm程度の膜小胞。

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